2012年7月27日金曜日

排泄物 Their poops

雄個体の糞から寄生虫のようなものが排泄された。
一般的に現地で採取された個体は体内にそれらを持っていることが多いと聞く。
寄生虫を排泄したのは今回で3回目、その糞は決まって下痢ぎみである。

以下写真、寄生虫が発見された糞と通常の糞。
I found his poop that has worms.  He poop it three times.  It's always a diarrhea. The information I find in the internet says a captured lizard in the wild has these.The cause that doesn't get him fat is worms? I don't know. I'll keep watching his activity a little longer.
Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

雄が太ってこない原因はこれなのだろうか。
オニプレートトカゲ飼育に詳しい方からの意見によると、数ヶ月は排出が続くが、だんだんとその量は少なくなっていくという。
寄生虫が原因で宿主が死亡してしまうことは考えにくいが、飼育下ではまれにそういった事故が起こるという情報もある。
環境の変化で宿主と寄生虫のバランスが崩れてしまうということがあるようだ。

雄個体は痩せているように見えるが、餌もよく食べている、最近は雌よりも活動的だ。
弱っている感じはない、しばらく様子を見たいと思う。

以下雄個体の写真。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

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Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

喉元も赤く発色していないことからやはり発情期ではない。
今日も、雄は雌に噛み付いていた。
シェルターを増やして以来、すっかり立場が逆転してしまった…
雌のストレスが心配である。



2012年7月22日日曜日

機能している It works very well


数日前に追加した新しいシェルターはうまく機能している。
それぞれが干渉しないよう利用している感じである。

奥のシェルター、両サイドのトンネルから顔を出す2匹をよく観察できる。
設置してすぐ中央のシェルターよりも使用頻度が高くなり、雄が向かって右、雌が左のトンネルを使うことから彼らには縄張りというものがあるのかも知れない。
ただの好みなのかもしれないが、各個体によって好きな場所があることがわかる。
真ん中のシェルターのみのときも、中を覗くとほぼ高い確率で右に雌で左に雄が丸まっていることが多かったと記憶している。

シェルターを追加して以来、中央のシェルターに2匹が同時に入ることはなくなった。
同時に、シェルターを増やすきっかけになった「雌が雄を追いやる(噛み付く)」行動もやはり見られなくなった。

しかし、雄が雌に噛み付く行動は今も続いていて、毎日1~3回は確認することが出来る。噛み付かれた雌は嫌がっているように見え、雄を避けている感じだ。
シェルターを増やす前と逆になってしまった。

ただ違っている点は、雌が雄に噛み付いていたときのような激しさが雄にはない、なんとなくソフトに見えるのだ。
そろりそろりと雌に近づき、噛み付いては避けられている。
そのような行動が約9時間の間で数回、5月以降毎日続けられている。

今日もその行動が3回。
そのうちの1回が少し今までと違っていた。
雄は雌に気づくと、小刻みに振るえながら近づき、雌の首アタリに噛み付いた。
いつもは1回噛み付くだけなのだが、今回は何度も噛み付きながら後を追うような行動を見せた。



飼育者の願望が、雄の行動を求愛や発情だと思わせている。
しかし、雄が発情すると喉元が赤く発色するとあるが、そういった変化はこの雄個体には見られない。赤く発色した同種はインターネット上でも多数確認できる。
だが、前回紹介した「クリーパーNo.38」に交尾写真が掲載されている個体にも赤の発色は見て取れない。(カメラのライトや印刷が問題かもしれないが)個体差があるのだろうか。
また、雄のアプローチは激しいとある、が、これもあまり当てはまらないことから雄は発情状態ではないはずだ。残念だが。

ではなぜ、雌を噛むのか。
同種に限らず、トカゲの交尾行動は雄が雌に噛み付くことが多い。
飼育者願望が現実を見る邪魔をしている。
もう少し様子を見たい。

2012年7月21日土曜日

撤去 take away

流木を配置して一日、ビデオカメラにはそれに登り、そして落ちる彼らが写っていた。
やはりよく登るのは雌で、雄はこの8時間で2度ほどしかその行動を確認できなかった。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ


とにかくよく落ちる、登れるところまで登るとうまく降りれないようだ。
手足が短く、しなやかでない彼らの身体はあまり立体行動に向いてるとは言いにくいかもしれない。しかし、個体によっては好みがあるようで下手なりに登り、落ちる。

とにかく、一番上まで登って落ちる、ずり落ちる、飛び降りる。
自然下ではどうなのだろうか。

インターネットでsudan plated lizard/great plated lizard/Gerrhosaurus majorなどで検索すると飼育個体ももちろんたくさん紹介されているが、アフリカで暮らす彼らの画像も見つけることが出来る。

ある程度の草木が生息する乾燥した草原に彼らは暮らしていて、その中で樹に登る個体もきっといるのだろう、そこでも登れるところまで登って落ちるのだろうか…うまく降りれているのか…落ちたとしても深いブッシュに助けられているのだろうか。

とにかく、ケージ内では登れる先があればなくなるまで登り続け、その先がなくなれば落ちる、を繰り返している。落ちたときの衝撃はどれくらいかはわからないし、それぐらい彼らにはどうってことないのかもしれない。しかし、顔や背中からも固いシェルターの上に落ちる映像をみているとやはり骨折等の怪我が心配である。もし、そうなってしまえば目的である繁殖にも支障をきたすことになるかもしれない。

また、観察のためのカメラアングルにも流木による死角ができ、そこもまたデメリットだと感じたため、よく登っていた雌個体には申し訳ないが流木は撤去させていただいた。

2012年7月14日土曜日

流木 a driftwood

流木を入手。


撮影アングルを考えての設置に悩んだ。


設置後、しばらくすると流木に登っている姿を確認できた。

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2012年7月12日木曜日

シェルター追加 building another shelter

とうとう雄の頭部に血がにじんでいる。
夕方、行動を終えた彼らがシェルターを奪い合ったと考えられる。
「ガリッ」という音とともに勢いよくシェルターから飛び出した雄の姿がビデオカメラに写っていた。

当初は500×500mmのシェルター1つで十分だと思っていたが間違いだったようである。

本来は別々に飼育するべきなのだろう。
なんとか10月からの室内飼育まで雄には我慢していただきたい。


いよいよ別にシェルターが必要になったようなので奥にあった流木を排除し、1100×300mmの横長なシェルターを設置。


真ん中と左右に出入り口を設けた。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

左右のトンネルからは真ん中に抜けられる構造にした。


また、砂が雨などで濡れた場合、彼らの腹部にあたる表面積が広く、冷えてしまうことで消化不良なども考えられることから一部床材を砂ではなく木屑を使用。
(500×500mmのシェルターは砂である)

木屑のほうが砂よりも空気が層になる分、腹部の冷えを解消できるのではと考えた。
それぞれが快適な場所を選んでくれたらいいなと思う。
しかし、ここは日本で彼らが住んでいたアフリカ東部とは気候も違う。
良いと思えることもうまく機能しないこともあるはず、飼育環境はこれからも試行錯誤しなければならない。
しばらく様子を見ることにする。

彼らは囚われの身だ。
できるだけ自然に近い環境で飼育したい。
できるだけストレスが少ない状態で一生を終えてほしい。
彼らは私の欲に耐えている。
少しでも彼らによい環境を提供していきたい。

撮影中のカメラに上る行動を見せることもあるので今後は立体的な活動ができるような流木をさがしてみようと思う。

Next time, I'll find a driftwood that the female lizard can climb.
She always try to climb the camera.




2012年7月7日土曜日

性格 different characters

飼育しはじめ、2匹の体格差はさほど感じなかった。
現在、雄よりも大食で活動的な雌のほうがよく太っている。
雄も雌と同じように毎日餌を食べ、毎日糞も排泄し体調は良さそうだが、当初より変化がないように見える。
単純に食べる量が違うのか、複数飼育でのストレス、寄生虫などが原因かもしれないが、経過を観察することにする。
それでも、雄は後ろ足が雌よりも太く、首から頭部先端までが長いからか雌よりも大きく感じる。
今後は体重や体長の測定を検討する。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ


体格のせいか、2匹を見ていると力の差は雌が上のようである。
雌が近くに来ると、雄はそそくさとその場を離れる様子を何度も確認。

前述したが、雄と雌では後ろ足の太さが違う。(飼育下2匹比較)
脚の太さが関係しているのか、時折見せる雄のジャンプには驚かされる。反対に雌はあまりジャンプを見せない。だらしなく壁に立ち上がる程度である。彼らの行動にはかなり個体差があると思われ、撮影中のカメラによじ上る、犬のように後ろ足で首あたりを掻く、これらの行動を確認できたのは今の所雌だけ。穴堀に関しては雄だけだ。やはり雄雌で行動時間、水浴び、シェルターに身を隠す頻度など、かなりの違いが見られることがわかる。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

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She is scratching her neck by back paw like a dog.
I've never seen that.
犬などのように後ろ足で首のあたりを器用に掻いている。初めて見る行動。

2012年7月6日金曜日

雨 rainy day


最近、雨がよく降る。梅雨なので。
天気予報が雨のときはケージの上部半分を透明な浪板で覆い、雨があたる部分とあたらない部分をつくっている。

Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ彼らが雨のあたるところでじっとしていることがある。
どんな意味があるのかはわからないが、脱皮などに関係があるのではと思う。
雨上がりの行動は非常に活発で、2匹ともによくケージ内をウロウロと歩き回りコオロギを追いかける姿が確認できる。
気温は27~28℃、湿度は60~70前後ほどで日差しも時折雲の隙間から太陽が顔を覗かせる程度の気候である。

気温が30℃を超え、雲もなく日差しも強いときは影になる場所でじっとしていることが多く、餌を食べるのも午前中といった感じ。
シェルターに身を隠すことも多くなり、撮影しているビデオカメラはまるで静止画のようになる時間が増える。

飼いはじめたときにはあまり見られなかった行動を最近よく目にする。
争うほどではないが、どちらかが相手の身体に噛み付く行動が一日に一回は確認できる。
噛み付く方は、はじめに舌を数回出し、相手を確認した後、軽く噛み付く。
噛み付かれた方は、びっくりする様子も見せるが、特に気にしないような素振りでじっとしていることも。

雄が雌に噛み付いた場合、雌はじっとしている。
しかしその逆、雌が雄に噛み付くときは決まって雄を追い払っているように見える。
目の前にある雄の身体を噛み、雄はびっくりした様子でその場を去ることが多い。
前回Youtubeにアップした動画、互いに激しく争っているのは雌がシェルターから雄を追い出そうとしているものと思われる。
動画はアップしていないが、2度ほどそのような状況を確認している。現在シェルターを増やす計画を練っている。

写真はケージ内の草引きの間、しばし別の場所に移した時のもの。
最近雑草がひどい。


Sudan plated lizard / Gerrhosaurus major major / ヒガシオニプレートトカゲ

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