2012年7月22日日曜日

機能している It works very well


数日前に追加した新しいシェルターはうまく機能している。
それぞれが干渉しないよう利用している感じである。

奥のシェルター、両サイドのトンネルから顔を出す2匹をよく観察できる。
設置してすぐ中央のシェルターよりも使用頻度が高くなり、雄が向かって右、雌が左のトンネルを使うことから彼らには縄張りというものがあるのかも知れない。
ただの好みなのかもしれないが、各個体によって好きな場所があることがわかる。
真ん中のシェルターのみのときも、中を覗くとほぼ高い確率で右に雌で左に雄が丸まっていることが多かったと記憶している。

シェルターを追加して以来、中央のシェルターに2匹が同時に入ることはなくなった。
同時に、シェルターを増やすきっかけになった「雌が雄を追いやる(噛み付く)」行動もやはり見られなくなった。

しかし、雄が雌に噛み付く行動は今も続いていて、毎日1~3回は確認することが出来る。噛み付かれた雌は嫌がっているように見え、雄を避けている感じだ。
シェルターを増やす前と逆になってしまった。

ただ違っている点は、雌が雄に噛み付いていたときのような激しさが雄にはない、なんとなくソフトに見えるのだ。
そろりそろりと雌に近づき、噛み付いては避けられている。
そのような行動が約9時間の間で数回、5月以降毎日続けられている。

今日もその行動が3回。
そのうちの1回が少し今までと違っていた。
雄は雌に気づくと、小刻みに振るえながら近づき、雌の首アタリに噛み付いた。
いつもは1回噛み付くだけなのだが、今回は何度も噛み付きながら後を追うような行動を見せた。



飼育者の願望が、雄の行動を求愛や発情だと思わせている。
しかし、雄が発情すると喉元が赤く発色するとあるが、そういった変化はこの雄個体には見られない。赤く発色した同種はインターネット上でも多数確認できる。
だが、前回紹介した「クリーパーNo.38」に交尾写真が掲載されている個体にも赤の発色は見て取れない。(カメラのライトや印刷が問題かもしれないが)個体差があるのだろうか。
また、雄のアプローチは激しいとある、が、これもあまり当てはまらないことから雄は発情状態ではないはずだ。残念だが。

ではなぜ、雌を噛むのか。
同種に限らず、トカゲの交尾行動は雄が雌に噛み付くことが多い。
飼育者願望が現実を見る邪魔をしている。
もう少し様子を見たい。

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