とうとう雄の頭部に血がにじんでいる。
夕方、行動を終えた彼らがシェルターを奪い合ったと考えられる。
「ガリッ」という音とともに勢いよくシェルターから飛び出した雄の姿がビデオカメラに写っていた。
当初は500×500mmのシェルター1つで十分だと思っていたが間違いだったようである。
本来は別々に飼育するべきなのだろう。
なんとか10月からの室内飼育まで雄には我慢していただきたい。
いよいよ別にシェルターが必要になったようなので奥にあった流木を排除し、1100×300mmの横長なシェルターを設置。
真ん中と左右に出入り口を設けた。
左右のトンネルからは真ん中に抜けられる構造にした。
また、砂が雨などで濡れた場合、彼らの腹部にあたる表面積が広く、冷えてしまうことで消化不良なども考えられることから一部床材を砂ではなく木屑を使用。
(500×500mmのシェルターは砂である)
木屑のほうが砂よりも空気が層になる分、腹部の冷えを解消できるのではと考えた。
それぞれが快適な場所を選んでくれたらいいなと思う。
しかし、ここは日本で彼らが住んでいたアフリカ東部とは気候も違う。
良いと思えることもうまく機能しないこともあるはず、飼育環境はこれからも試行錯誤しなければならない。
しばらく様子を見ることにする。
彼らは囚われの身だ。
できるだけ自然に近い環境で飼育したい。
できるだけストレスが少ない状態で一生を終えてほしい。
彼らは私の欲に耐えている。
少しでも彼らによい環境を提供していきたい。
撮影中のカメラに上る行動を見せることもあるので今後は立体的な活動ができるような流木をさがしてみようと思う。
Next time, I'll find a driftwood that the female lizard can climb.
She always try to climb the camera.
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